その12 土砂災害編③

1. 「土砂災害警戒情報」とは

 

大雨が降り、あるいは降る可能性があるときには「大雨警報」が出され、さらに土砂災害のおそれがある時には、県と下関地方気象台から市町ごとに「土砂災害警戒情報」が発表されます。

 

この「土砂災害警戒情報」は、地下にどれくらい水がたまったか、ということを判断の一つにしています。

 

その量は、その時間までそこにどれくらい雨が降ったか、またこれからどれくらい降りそうか、さらには過去の災害発生などを参考にして、5km四方ごとに危険がどの程度迫っているかが判定されます。

 

これを「土砂災害危険度情報」といいます。

 

防府市のように地盤が風化花崗岩で、土砂災害に弱い地質、そして過去繰り返し土砂災害が起こっているところは、この「土砂災害危険度情報」は防災上非常に重要な情報となります。

 

 

2.土砂災害危険度情報

 

「土砂災害危険度情報」の一例を図に示します。

 

その12 土砂災害編③

図 土砂災害危険度情報の発表の例

 

この図は、「山口県土木防災情報システム」のトップページにある「山口県土砂災害ポータルサイト」をクリックすることで、いつでも見ることができます。

 

この図からわかるように、5km四方ごとに色分けされていますから、自分の家の周辺がどの状況(色)かということをより詳しく知ることができます。

 

大雨や雨が降り続き、気象台から「土砂災害警戒情報」が出されたら積極的に「土砂災害危険度情報」を見に行き、自分の家が防災マップの危険区域(イエローゾーン)や特別警戒区域(レッドゾーン)の中でなくても、「土砂災害危険度情報」が赤色や紫色になったら、避難の準備、あるいは避難の開始をしましょう。

 

当然のことながら、「土砂災害警戒情報」が発表されたら、イエローゾーン(レッドゾーンも勿論)内に住んでいる人は必ず避難しましょう。

 

濃い紫色の『非常に危険(警戒レベル4相当)』となる前には、必ず避難を終わらせておきましょう。

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