その14 地震編②

1.二つの「ゆれやすさマップ」

 

その14 地震編②

 

 

 図は防府市がその対象としている二つの活断層、「佐波川断層」と「防府沖海底断層」が動いた時の地表面の震度分布を図示したものです。
 地震が起こった時に放出されるエネルギーであるマグニチュードは、前者が7.4、後者が7.6です。
 断層の位置と長さは先週の図を見てください。

 

 「佐波川断層」はその名の示す通り、防府市内を北東から南西に流れる佐波川沿いにある断層です。
 逆にいえば、佐波川はこの断層上を流れているともいえるでしょう。
 従って、佐波川沿い、市街地の大半は震度6強の強い揺れが想定されています。

 

 一方の「防府沖海底断層」は向島の東から大分県の宇佐市の方向に延びる海底断層で、山地は除いて、佐波川から東、山陽自動車道の南側の市街地はほぼ震度6強となっています。

 

 

2.「震度6強」とは

 

 震度6強とはどのような揺れでしょうか?

 

 揺れやすさマップに説明があります。
 人は「立っていることができなくなる」。
 屋内の状況は「固定していない重い家具のほとんどが移動、転倒する。戸が外れて飛ぶことがある」。

 

 屋外の状況は、「多くの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。補強されていないブロック塀のほとんどが崩れる」、とあります。
 さらに「象庁震度階級関連解説表」には耐震性の低い木造住宅(1981年以前に建てられた家、あるいはその後立てられても手入れの悪い家)は「傾くものや倒れるものが多くなる」とあります。
 相当ひどい被害がでることになります。

 

 ただ、山口県周辺の活断層は2~3万年に一回動くとされています。
 最悪の場合は想定しておく必要がありますが、数万年に一度となるとあまり現実感がないのでは、と思います。

 

 そこで来週からは現実的な対策について書きたいと思います。

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