その37. 安芸灘~伊予灘の地震

 先週、安芸灘~伊予灘でM7クラスの地震がいつ起こってもおかしくないということを書きました。

 

その37. 安芸灘~伊予灘の地震

 

 図-1はこの地震が起こった時の想定震度分布です。
 市の大半が震度5弱、山地で震度4となっています。
 地震による揺れは地盤条件や地形で異なりますので、1階級上の震度、すなわち、震度5強もあることも考えておく必要があります。

 

 では、震度4、5弱、5強とはどのような揺れでしょうか。

 

その37. 安芸灘~伊予灘の地震

 

 図-2は気象庁震度階の説明図です。
 気象庁震度階級関連解説表によると、震度4、5弱、5強の揺れは以下のようです。

 

◆震度4:
 ほとんどの人が驚く。歩いている人のほとんどが揺れを感じる。眠っている人のほとんどが目を覚ます。
 屋内の状況は、電灯などのつり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立てる。座りの悪い置物が倒れることがある。
 屋外の状況は、電線が大きく揺れる。自動車を運転していて、揺れに気付く人がいる。

 

◆震度5弱:
 大半の人が恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。
 屋内の様子は、電灯などのつり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。座りの悪い置物の大半が倒れる。固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。
 屋外の様子は、まれに窓ガラスが割れて落ちることがある。電柱が揺れるのがわかる。道路に被害が生じることがある。

 

◆震度5強:
 大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。
 屋内の様子は、棚にある食器類や書棚の本で落ちるものが多くなる。テレビが台から落ちることがある。固定していない家具が倒れることがある。
 屋外の様子は、窓ガラスが割れて落ちることがある。補強されていないブロック塀が崩れることがある。据付けが不十分な自動販売機が倒れることがある。自動車の運転が困難となり、停止する車もある。

 

 家具の固定等をしてけがをしないようにしましょう。

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