その48. 家庭継続計画:HCPのススメ⑨
今週は「C 計画策定」の続き、「C-4 重要な連絡先」「C-5 備蓄品」「C-6 災害対応」について。
以下、表を参考にしてください。
「C-4-1 災害発生直後に連絡すべき相手先一覧」は、家族全員がそれぞれリストアップし、表を作成、共有します。
我が家は私の勤務関係、親戚。
子どもたちの家庭では、勤務関係の他に学校、幼稚園があります。
「C-5 備蓄品」に関しては、市のハザードマップ等に例がありますから、それを参考に我が家で必要なものをそろえます。
その際、ライフライン(電気、水道、下水道、ガス)の被害が発生することも考慮に入れておくことが必要です。
停電も考えられますが、ここ防府では、停電が数日も続くことは考えられません。
従って、冷蔵庫に保存すべき食料は、冷蔵庫に入れておいて大丈夫でしょう。
次に水ですが、私の住んでいる地域の断水する確率は非常に低いのですが、最悪の場合を考えて36リットルを備蓄しています。
一人1日3リットルが目安ですから、十分でしょう。
ちなみに、断水した地域には、給水拠点(学校やスーパーなどの駐車場の広いところ)で給水できる体制が取られます。
ただ、断水したときのトイレ用の水やその他のために、風呂にいつも残り湯、あるいは水を入れておくことをお勧めします。
下水道ですが、もし下水管に被害があったとしても、各家庭の水道、トイレはそのまま使えます。
一応、わが家では万一のときのために、携帯用のトイレも備えています。
都市ガスを使っている家庭は、ガスが止まることを考えておく必要があります。
カセットコンロ、カセットガスはぜひ備えておきましょう。
「C-6 災害対応」ですが、家族が一緒にいても離れていても、常に連絡を取り合って、臨機応変に対応するしかないでしょう。
その際、最も重要なことは「誰もけがをしない」ということです。
そのための備えをする、ということがHCPのポイントになります。