その91. 風水害への備え⑨
6月30日から7月1日にかけて、大変な雨が九州地方、そして山口県内に降りました。
県のホームページ「防災やまぐち」の「被害状況一覧」を見ますと、7月5日午後7時現在、残念ながら死者1人(美祢市)、負傷者1人(下関市)の人的被害が出ています。
床上・床下浸水は、下関市、宇部市、山口市、美祢市で多く出ています。
県の西部から中央部にかけて、被害が多く出ています。
防府市からは被害は報告されていないようですが、被害の全容を把握するには時間がかかりますから、被害数は今後、増えることが予想されます。
6月30日から7月1日にかけては、県内にも「線状降水帯」が発生しました。
図は、気象庁「キキクル」の「今後の雨」の1日午前0時50分時点の状況から作成したものです。
県の中央部、すなわち下関市の一部、美祢市の広い範囲、山陽小野田市、宇部市の北部、山口市中央部に、時間雨量50ミリを超える大変な雨が降っていることが分かります。
そして、破線のだ円形がありますが、ここが線状降水帯です。
実は、私は雨の様子が気になって、6月30日深夜から7月1日の早朝まで、ずっと気象庁の「キキクル」、「山口県土木情報システム」の降雨状況と河川の水位状況、ダムの状況を見ていました。
図は、そのときに保存した「キキクル」の情報の一つです。
7日からも雨が降り続くとのことで、十分な注意が必要です。その際、情報の入手が、とても大切です。
ただ、最近はいろいろな情報が出されますので、次回以降、各種の情報について説明したいと思います。