その47. 家庭継続計画:HCPのススメ⑧

 我が家の家庭継続計画(Home Continuity Plan: HCP)の策定を続けます。

 

 これまで「A.検討体制の確立」、「B.被害想定」、「C.計画策定」のうち「C-2費用のかからない対策」まで進みましたので、今週は「C-3避難場所、避難所」から。
 以下、表を参考にして下さい。

 

その47. 家庭継続計画:HCPのススメ⑧

 

 避難場所と避難所の違いをご存じない方が結構おられるようです。
 「避難場所」まずは身の安全を確保するために避難するところです。
 従って安全な屋外の公園や近くのしっかりした建物の階段や屋上の駐車場なども「避難場所」になります。
 ただ、公共の場所でない場合には、あらかじめその持ち主と取り決めをしておくことが必要です。
 市が指定した避難場所は「指定避難場所」といいます。

 

 これに対して「避難所」被災するなどして自宅で生活できない人が寝泊まり、生活をするところです。
 一般には学校の体育館などが市によって指定されています。
 市が指定した避難所は「指定避難所」といいます。

 

 もちろん「避難場所」と「避難所」を兼ねているところもあります。
 ただ、「避難所」は災害によって異なりますので、市のハザードマップやホームページで確認しましょう。
 複数の避難所、および避難ルートをあらかじめ確認して、いざというときには早めの避難ができるようにしておきましょう。

 

 我が家の場合、地震は心配していませんが、風水害に対しては、高潮による浸水、柳川・馬刀川の洪水による浸水の可能性がありますので、気象情報を入手、必要に応じて早めに避難を開始します。
 その際、高潮や洪水は満潮時か干潮時かによって被害の様子がだいぶ違いますので、県のホームページの「山口県土木防災情報システム」の「潮位情報」を見ることにしています。

 

 長男、長女一家は比較的近くに住んでいるので連絡はすぐ取れますが、次男一家は東京都ですから、しっかりと連絡が取れるようにしておく必要があります。
 ただ次男一家は仙台で東日本大震災を体験していますので、防災意識は高いです。
 実際に災害用伝言ダイアルを使っています。

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