第八十七段:引き続きHCPの具体的中身、「C-1家族の安否確認方法」、「C-2費用のかからない対策」、「C-3避難所、避難場所」について
我が家の家庭継続計画(Home Continuity Plan: HCP)の策定を続けます。
先々週、先週で「A.検討体制の確立」、「B.被害想定」を終えました。
今週は「C.計画策定」のうち「C-1家族の安否確認方法」、「C-2費用のかからない対策」、「C-3避難所、避難場所」について。
以下、表を参考にして下さい。
「C-1家族の安否確認方法」から。
家族の携帯電話番号、LINEを全員が共有しています。災害時には通話は制限されて繋がらなくなると考え、ショートメールやLINEで連絡を取り合います(少し時間がかかることがありますが)。そのことを共有します。
「C-2費用のかからない対策」の「C-2-1家具、機器類の災害対策」では、タンスや食器棚は天井との間に隙間がない丁度の高さのものを使ったり、空間に詰め物をしています。
また本棚も作り付け、あるいは天井との間に隙間がないようにツッパリをしています。天井との間に隙間がないと家具等は非常に倒れにくくなります。天井との間に詰め物をすることが難しい場合には、家具類の底面の手前側に薄い詰め物をして、全体を壁の方に傾けるのも有効です。
私の部屋の本やファイルなどは壁一面の本棚に収納していますが、地震の揺れで本棚は倒れないにしても本などは落ちてくる可能性があります。これらが私の上に落ちてきても大したことはないのですが、一応これらをどうするか現在考慮中です。
「C-2-3重要な書類、データ等のバックアップ」は家庭ごとに重要な書類等の保管場所を確認。また仕事等のデータなどはクラウドを利用、あるいはUSBやハードディスクにバックアップを取っています。
「C-3避難場所、避難所」について。
避難場所と避難所の違いをご存じない方が結構おられるようです。
「避難場所」はまずは身の安全を確保するために避難するところです。
「避難所」は被災するなどして自宅で生活できない人が寝泊まり、生活をするところです。
「避難所」は災害によって異なりますので、宇部市のハザードマップやホームページで確認しましょう。
我が家の場合、長男、長女一家は近くに住んでいますから連絡はすぐ取れますが、次男一家は東京都ですから、しっかりと連絡が取れるようにしておく必要があります。ただ次男一家は仙台で東日本大震災を体験していますので、防災意識は高いです。