第八十九段:引き続きHCPの具体的中身、「D-1訓練計画」、「D-2 計画の点検」について
いよいよ今週はHCP最後の「D訓練と点検」です。
正直にいいますと、このHCPシリーズ、読み返してもあまり面白くないんですね。
書いている本人がそうですから、多分読まれている方もあまり面白くないでしょう。
でもそうはいっても、南海トラフの巨大地震が近づいている、あるいは毎年のように“観測記録第1位”という冠のついた豪雨や、非常に大きく強い勢力の台風が過去のルートとは違うルートを通ってやって来る、そういった昨今の気象状況を考えると、やはり家庭の防災対策、HCPはやっておく必要があります。
私も我慢して書いていますので、皆さんも我慢して最後まで読んでください。
書いてある中身は確かと思いますので。
さて、Aで目的と体制を、Bで敵を明らかにし、Cで計画を立てました。
Dはその計画がうまくいくかどうかを確認するための訓練計画の実施と見直しです。
白状しますと、我が家ではまだこのDは行っていません。
これを機会に始めようと思います(表を参照ください)。
「D-1-1家族での災害時対応訓練の実施計画」:
毎年9月1日の防災の日(関東大震災の起こった日)、1月17日の阪神・淡路大震災の起こった日、3月11日の東日本大震災が起こった日前後では、マスコミがいろいろと特集をします。それに合わせて我が家でも連絡を取り合う練習、防災対策の確認、もし不足、改善点があればそれ実行します。
「D-1-2訓練の実施とその記録」:
気づいたこと、改善点、また実施したことを記録に残します。
「D-1-3講習会、勉強会、家庭外の訓練等への参加記録」:
要点、気付いたこと(テレビの特別番組や新聞の記事などが主ですが)、またこれらに基づいて実施したことを記録しておきます。
「D-2-1計画の定期点検計画と見直し」、「D-2-2計画の定期点検実施記録」:
企業ですときちんと定期的に見直しと点検が必要と思いますが、家庭は特に定期的に行う必要はなく、折に触れ、その都度バージョンアップを図ればいいと思います。
ただ、計画の修正の記録を残しておいて、進歩の度合いを見える形にしておくのはHCPをさらに充実させるための励みになるでしょう。
この記事では数回に分けて説明したのでバラバラでわかりにくかったかと思います。
まとめたものを掲載しておきますので、こちらも参考にして頂けると幸いです。