第百三十六段:宇部市高潮ハザードマップについて④
高潮ハザードマップをどのように使うか、今週と来週で具体的に説明します。
図は高潮ハザードマップの冊子の3ページの上半分の「あなたがとるべき避難行動」のところの図です。
図には以下の説明のために番号①~⑦を付けました。
①【自宅やよく行く場所は、ハザードマップで色が塗られていますか?(災害の危険はありますか?)】
ここで、よく行く場所とは、学校や勤務先など、多くの時間を過ごす場所です。
この質問に「はい」と答えた方は、高潮被害の可能性がありますので、③へ進みます。
「いいえ」と答えた方は、②へ進みます。
②【自宅等で安全を確保してください。なお、周りと比べて低い土地やがけのそばなどにお住まいの方は、必要に応じて避難して下さい。】
ハザードマップで色が塗られていなければ、基本的には高潮で浸水する恐れはありません。
自宅にとどまっても大丈夫です。
ただ、「周りと比べて低い土地やがけのそばなどにお住まいの方は、必要に応じて避難して下さい。」と言うことは、低いところに住んでおられる方は、大雨による内水、または川からの洪水による浸水の可能性があります。
また大雨でがけ崩れが起こる可能性もありますので、崖や斜面の近くに住んでいる人は土砂災害にも注意が必要になります、ということです。
③【安全な場所への避難が必要です】「夜間に危険が予測される場合は、警戒レベルに関係なく、明るいうちに避難しましょう。」
ハザードマップに色が塗られているところにお住まいの方は、高潮による浸水被害を受ける可能性があります。
近くの避難場所への避難ルートを日ごろから確認しておきましょう。
昼間でも浸水すると側溝など濁った水で見えなくなり、非常に危険です。
したがって、浸水が起こる前に早め早めの避難を考えておきましょう。
ましてや夜間は一層危険です。
天気予報などで、台風の接近の時間なども参考にして、どのタイミングで避難をはじめるか、あらかじめ考えて決めておきましょう。
タイムラインを作っておくとよいでしょう。