第百四十一段:「宇部市デジタルハザードマップ」その①

 今年の梅雨明け、16日の週に「中国地方、近畿地方、東海地方は梅雨が明けたとみられます…」というニュースがあったその日の夕方のNHK山口の番組では、「梅雨明けは来週になるでしょう」と言う天気予報。
 「え、山口県は中国地方ではないの?」と不思議に思いました。
 そして25日、気象庁は「九州北部 (山口県を含む)が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
 ふーん、山口県は北九州の一部なんだ(少なくとも気象庁の天気の地域区分では)と思った次第です。
 確かに大雨は山口県と北九州はほぼ同じように降ることが多いようです。

 

 さて、大雨によって土砂災害、内水、さらには洪水、場合によっては「ため池」の決壊による洪水も同時に起こる可能性が考えられます。
 もしこれらの災害が同時に起こったらどのように避難したらいいでしょうか?
 ハザードマップを見て事前に考えておく必要があります。

 

 ただ、残念ながらこれまでのハザードマップは、“それぞれ”の災害の被害の範囲とその程度(水深など)を示しており、二つ以上の災害を重ねて見ることはできませんでした。
 (ただし、洪水と高潮のハザードマップには土砂災害の警戒区域も併記されています)

 

 以前からハザードマップをデジタル化し、重ねて見ることができるようにしたい、ある場所を詳しく見るために地図を拡大したり、広い範囲を見るために縮小したり、場合によっては地面の高低を表した地形と重ねて見ることができれば、その地域の災害に対する危険性を総合的に見ることができるのだが、と思っていました。
 そしてついに6月、宇部市は「デジタルハザードマップ」をホームページ上に公開しました。

 

第百四十一段:「宇部市デジタルハザードマップ」その①

 

 図-1はインターネットで「宇部市デジタルハザードマップ」と入力して検索した結果の一部です。
 この図の一番下の「宇部市デジタルハザードマップ(外部リンク)」をクリックすると図-2の最初の画面が現れます。

 

第百四十一段:「宇部市デジタルハザードマップ」その①

 

 このデジタルハザードマップはパソコンだけでなくスマートフォンでも見ることができます。
 まずは大きな画面で見ることができるパソコン版の使い方から次回以降説明したいと思います。

 

 


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