第二百七段:地震直前予知への挑戦-閑話-
先々週土曜日の二日、大阪へ出張しました。
台風21号のあおりをまともに受けて、大雨で新幹線は午前中しばらく運休。
昼前に運転が再開されましたが、ダイヤは大きく乱れました。
私は昼過ぎの「こだま」に乗って徳山駅で「さくら」に乗り換えて新大阪へ行く予定。
新山口駅へ着くと私の乗る「こだま」は45分遅れの表示。
なぜか「さくら」は時間通り走っていました。
ですから、私が予約した「こだま」に乗れば、徳山で乗り換えるはずの「さくら」には間に合わないことになります。
そこに、約15分遅れの「のぞみ」がホームへ入ってきました。
私はEXカードでいつも予約しているので、自由席であればどの新幹線にも乗れます。
そこでホームに入ってきた「のぞみ」の自由席で大阪へ行こうかと思い自由席の車両の方へ行きましたが、列車の中を見ると立っている人がいっぱい。
止めました。
一瞬、グリーン席は空いていたので、グリーン席に乗ろうかと思いましたが、それも止めました。
こうなったら徳山でどうなるか、ためしてみよう、と思ったのです。
徳山駅で駅員さんに事情を説明すると、次の「さくら」に乗るように、と。
ただEXカードの予約は一旦乗車すると途中の変更ができないので、指定席の予約はできません、乗って車掌さんに事情を説明して下さい、運が良ければ指定席に座れます、とのこと。
話が少しそれますが、「さくら」も「こだま」も指定席はグリーン席と同様に2+2席でゆったり座れます。
自由席は2+3席で少し狭くなります。
ですからできるだけ指定席を予約します。
京都や名古屋のように新大阪駅より遠くに行くとき以外は「のぞみ」にはできるだけ乗りません。
「のぞみ」は指定席も2+3席だからです。
話を戻して、運試しと思い次の「さくら」に乗車。
運よく指定席に座れました。
ただ途中「のぞみ」を優先したので、普段は停車しない駅での待ち合わせもあり、結局最初の予定から2時間遅れて新大阪に到着。
降りてびっくり、駅の中は立錐の余地もないほど人でごった返しています。
外国人も非常にたくさんいます。
ダイヤの乱れの影響もあったと思いますが、それに輪をかけて、新大阪駅の新幹線の改札口は在来線との乗り換え口、東口、中央口の3か所ありますが、東口が閉鎖されていたのです。
多分誰かが出る時変なことをしたんでしょう。
動けなくてみんな苛立っています。
私は人ごみをかいくぐって中央改札口から何とか出ることができましたが、その外も人でいっぱい。
その時思いました。
これくらいの雨で(結構激しい雨でしたが)、こんな状況だと、南海トラフの巨大地震や首都直下地震が起こったら、都会はいったいどうなるんだろう。
外国から来た人達はどうするんだろう。