第四十六段:災害情報の収集を ~土砂災害には「土砂災害ポータルサイト」を~
今週は「山口県土木防災情報システム」の「土砂災害」の見方を紹介したいと思います。
同システムトップページの「土砂災害」のボタンの「土砂災害ポータル」をクリックすると、図-1が現れます。
左上に「山口県土砂災害警戒区域等マップ」と「山口県土砂災害警戒情報システム」という2つのボタンがあります。
上のボタン「山口県土砂災害警戒区域等マップ」をクリックすると、県内の土砂災害の危険な区域、すなわち「警戒区域」(通称イエローゾーン)、「特別警戒区域」(通称レッドゾーン)の地図が表示されます。
このイエローゾーン、レッドゾーンは各市町が作成しているハザードマップの基になっているものです。
ハザードマップは自分の住んでいる市町のものしか見ることができませんが、こちらは県内の他地域も見ることができます。
次に下のボタン「山口県土砂災害警戒情報システム」をクリックすると、図-2のような画面が表示されます。
画面の左側には「土砂災害危険度情報」といって、県内の土砂災害に対する危険な状態が色分けして表示されています。
この図は大雨が続いた8月14日午前9時30分の状況ですが、県のほとんどが赤色、すなわち警戒レベル3相当であったことが分かります。
この画面にはほかに「市町別気象情報」という画面があり、県内市町に「大雨特別情報」、「土砂警戒情報」、「大雨情報」、「大雨注意報」などが出されていると色分けして表示されます。
この時は県の東部で「土砂警戒情報」、そのほかの県内全域で「大雨警報」が出されていました。
雨量分布の画面もあり、気象庁レーダーによる県内各地の雨量分布がほぼリアルタイムで表示されます。
この時は県の北部で10-20㎜の結構強い雨が降っていました。
レッドゾーンやイエローゾーンに住んでいる人は、このような情報を早め早めに入手し、早めの行動をとることが命を守るために重要です。