第二百一段:首都直下地震⑧
首都直下地震に対する東京都の取組みについて、第199段では備えに対する情報提供として、「東京くらし防災」と「東京防災」に少し触れました。
「東京くらし防災」は、誰もが日常生活の中で取り組める“防災行動”を提示するとともに、女性の視点のほか、高齢者、障害者、子ども、外国人、性的マイノリティ等、多様な視点での防災行動を提示し、以下の構成となっています。
序章:発災時まず必要なこと、読むべき頁への誘導、防災レベル診断等を掲載
第1章 「いま」できる備えから始めよう!
第2章 「いま」災害が起きたら?
第3章 「いま」考えてみよう!災害後のくらしを
一方の「東京防災」は、防災に関する“知識を更に深める”ため、災害を取り巻く最新の情報などを盛り込み、地域や学校、職場など様々な場面で活用できる内容を掲載。
序章:最新の被害想定、災害シナリオ等を紹介
第1章 巨大地震への備えとアクション
第2章 台風・豪雨災害への備えとアクション
第3章 そのほかの災害への備えとアクション
第4章 多様な人びとの防災対策
といった構成です。
今回はさらに「東京都防災アプリ」を紹介します。
「東京都防災アプリ」をインターネットで検索すると、図-1に示す画面が出てきます。
図-2に示すQRコードもあり、スマホにダウンロードできます。
東京出張がよくあるので、私もダウンロードしています。
「東京くらし防災」と「東京防災」の説明もありますし、以下の様な機能もあり、大変役に立ちます。
・チェックリスト:いざというときに備えておきたい食品や室内の備えなど、シーンごとに記録や管理ができる。
・災害情報:登録した区市町村の気象情報、地震情報、避難情報などをプッシュ通知。
災害情報の種類としては、避難情報、地震情報、津波情報、気象情報、(警報・注意報)、土砂災害警戒情報、竜巻注意情報、噴火警報・予報、国民保護情報など。
・避難シミュレーション:自宅や学校などの指定した場所から、あるいは今いる場所から目的地までのルートをストリートビューや実際に歩いて確認できる。
これらの他にも役に立つ情報がたくさんあります。
山口県にいると地図は“範囲外”となりますが、十分役に立ちます。
是非皆さんもダウンロードしてみて下さい。
また東京に家族や親戚、知人がいらっしゃる方は、ぜひ紹介して下さい。