第四十五段:災害情報の収集を ~洪水には河川の水位情報を~

 第四十二段で「山口県土木防災情報システム」ホームページのトップページを使って、このシステムによってどのような情報が提供されるかを簡単に紹介し、第四十三段で具体的に「潮位情報」の紹介をしました。

 

 台風9号の後、九州に始まり日本各地の広い範囲で、しかも盆前から先週初めまでの長期間にわたって大雨が続きました。その結果、今年も豪雨によって大変な被害が出ました。

 

 そこで今週は「山口県土木防災情報システム」の「水位情報」の見方を紹介したいと思います。

 

第四十五段:災害情報の収集を ~洪水には河川の水位情報を~

 

 図-1は同システムトップページの「水位情報」のボタンです。

 

 ここの「水位マップ」をクリックすると、山口県が管理している県内全域の河川の水位局(約120か所)の位置が△で示され、各水位局の状況が色分けして示されます。
 例えば赤色の△だと「氾濫危険水位」以上、黄色の△だと「氾濫注意水位」以上、というように。

 

 次に「水位観測局一覧」をクリックすると全水位局のリストが示され、各水位局の状態を見ることができます。

 

第四十五段:災害情報の収集を ~洪水には河川の水位情報を~

 

 図-2は宇部の水位局を取り出して示したものです。

 

 これは大雨が降り続いていた8月14日の午後1時過ぎの状況で、厚東川の末信橋は「氾濫危険水位(特別警戒水位)超過」となっています。
 そこで「末信橋」をクリックすると図-3が現れます。

 

第四十五段:災害情報の収集を ~洪水には河川の水位情報を~

 

 一番上のグラフは降雨の状況で、過去24時間の1時間雨量(棒グラフ)、累積雨量(折れ線グラフ)が示されます。
 その下のグラフは末信橋における水位の変化の様子を示しています。
 その下には1時間ごとの雨量や水位の数値が表にまとめてあります。
 上二つのグラフには色のついた実線や点線が数本引かれていますが、この意味が一番下の凡例に書いてあります。
 上のグラフの2本の線(茶色の実線と黄色の点線)はそれぞれ時間雨量50㎜の警戒値、30㎜の注意値を意味します。
 下のグラフには4本線が引かれていますが、一番上の茶色の実線は「氾濫危険水位(特別警戒水位)」を意味し、ここ末信橋では水位が8月14日午前6時ころ、この氾濫危険水位に達して、非常に危険な状況が続いていること分かります。

 

 宇部市には厚東川、有帆川、真締川、中川の4河川にしか水位局は設置されていませんが、他の地域もこれらの河川の状況を見ることで、ある程度洪水に対する判断ができます。

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