第二百四十七段:最近の大雨

 先週書いた盆前の大雨と言い、本当に最近豪雨が頻繁に起こります。
 先週は少し古かったのですが、1時間降水量80㎜以上の年間発生回数の推移を紹介しました。

 

 最近のデータが入手できましたので、先週とほぼ同じになりますが、再度1時間降水量80㎜以上の年間発生回数の推移を図‐1に示します。

 

第二百四十七段:最近の大雨

 

 この図より、最近10年間(2015~2024年)の平均発生回数は約24回です。
 これに対して統計を取り始めた最初の10年間(1976~1985年)の平均は約14回で、24÷14=約1.7倍になっています。

 

 ちなみに1時間降水量50㎜以上の年間発生回数は約1.5倍、1時間降水量100㎜以上の年間発生回数は約1.8倍になっており、1時間降雨量が多いほど倍数が大きくなっています。
 つまり激しい雨ほどふりやすくなっているようです。

 

 この理由として地球の温暖化が進んでいるということが言われています。
 その原因は大気中の温室効果ガスの増加と言われています。
 そこでどれくらいのスピードでCO2をはじめとする温室効果ガスが増えているかを図-2に示します。

 

第二百四十七段:最近の大雨

 

 北緯80°から南緯80°までのガスの濃度が1985年から2024年までの間にどれくらい増えたかを示しています。

 

 この図で波打っているのは、夏になると北半球の植物の葉がCO2を吸収するので濃度が低くなり、冬になると植物の葉が落ちるので濃度が高くなっています。
 濃度は緯度が高くなるほど高くなっていて、どちらかというと北緯の方が高くなっています。

 

 そこで北緯80°の濃度の変化を見ると1985年が350ppm、2024年には425pp、この間だけで約1.2倍になっています。
 図を見てもだんだん増える割合が高くなっています。

 

 最近の夏のように猛暑が続くとエアコンなど電力をたくさん使い、その分発電時にCO2をたくさん出す、という悪い循環に入ってしまっているようです。
 次回以降、もう少し地球の温暖化について考えてみましょう。

 

 

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