第二百四十九段:地球表面温度の上昇

 ここ数日、東日本、東北日本各地で時間雨量100㎜を超えるようなとんでもない雨が降って大きな被害をもたらしています。
 その一方で、西日本から中部、関東各地で40℃前後の危険な暑さも続いています。
 9月に入っているのに、です。

 

 私が子供のころは、夏の暑さも盆までで、盆を過ぎると涼しさが戻ってくる、といわれていたように記憶しています。
 先週は地球温暖化に、温室効果ガスが大きな原因になっているということで、温室効果ガスが増加していることを示す図を紹介しました。
 その図によると2009年の385ppmから2025年の425ppmに、約15年というわずかな間に1.1倍に増えています。

 

第二百四十九段:地球表面温度の上昇

 

 図はWMO(世界気象機関)の報告書をもとにウェザーニュースが作成した図に、私が地球上の大きな出来事を矢印で示したものです。

 

 図には凸凹した毎年の地球表面温度の変化の様子を表した線と、その前後10年すなわち20年間の気温をならして表した滑らかな線があります。
 年によって凸凹していますが、一貫して右肩上がり、気温が上昇していることが分かります。
 しかもその上昇の仕方がだんだん急になっているように見えます。

 

 1983年にインドネシアのクラカトア火山が大爆発、20世紀最大の火山噴火と言われました。
 ところがその8年後の1991年にフィリピンのピナツボ火山が大爆発。
 またもや20世紀最大の火山噴火と言われました。
 これら火山の大噴火の1、2年後は一時的に気温が下がっています。

 

 これは大気中に火山が吹き上げた微粒子(エアロゾル)が広がり、太陽光を遮ることによって温度が下がったと考えられています。
 特に1991年のピナツボ火山噴火の後は日本も冷夏となり米が凶作、米不足になりました。
 反対にエルニーニョ現象が起こると温度が上がります。
 1998年頃、2016年頃がそれです。

 

 一昨年(2023年)は非常に暑く、昨年(2024年)はさらに暑かった記憶がありますが、図にも2023年、2024年は20年平均の線から大きく離れている、とわざわざ書いてあります。
 今年はもっと暑いようで、3年連続大きく乖離、ということになるでしょう。
 こうなると異常気温ではなく、普通の気温で、来年はさらに暑くなり、再来年はまたさらに暑くなり、・・・ということになるのでしょうか。

 

 

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